初めてのWEB制作案件獲得後に必須!開業届・青色申告の提出タイミングとメリット

フリーランスになりたいけど「開業届・青色申告の提出タイミングやメリットがわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
僕も最初はこのあたりの知識が曖昧で、日々不安でした。
この記事では、実際の失敗談も交えながら、
- 開業届・青色申告の提出タイミングが重要な理由
- 開業届・青色申告のメリット
について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます!
開業届
メリット
開業届一番のメリットは青色申告が提出できるようになることです。
青色申告が提出されていると最大65万円の特別控除を受けることができます。
提出するタイミング
開業届を提出するタイミングですが事業を開始した日から1ヶ月以内です。
これは、所得税法第229条により定められています。
開業届は、所得税法第229条により、事業を開始した日から1ヶ月以内に提出しなければならないと定められています。
ただし、期限を過ぎてしまってもペナルティはなく、税務署から提出を催促されることもありません。
開業届を提出するのは、収入が発生した日ではなく事業を始めた日に提出する必要があります。
実際の失敗談とその教訓
僕が失敗したのは、開業届を早く出し過ぎたことです(笑)。
会社員時代、「早くフリーランスになりたい!」という気持ちが先行して、フリーランス案件に申し込んだタイミングで開業届を出しました。
でも結局、案件は獲得できずそのまま会社員を続けることに。
開業届提出の思わぬ落とし穴
「別にいいじゃん」と思うかもしれませんが、実はそうでもないです。
開業届を提出していると“失業していない”とみなされてしまい、会社員を辞めた後に失業保険が受け取れなくなる可能性があります。
その後、案件を獲得する前に会社員を辞めフリーランスとして独立してしまいました。その時一番不安だったのは、「もし案件が取れなかったら、失業保険がもらえないかもしれない」ということです。
フリーランスがダメだったら失業保険という選択肢
今振り返ると、もっと早くこの知識を知っていれば慌てて開業届を出さずまずは失業保険を受け取りながらフリーランスにチャレンジするという選択肢も取れたと思います。そのほうが、精神的にも安心して挑めたと思います。
注意点として失業保険を受け取りたい場合は、「まだ会社員の仕事も視野に入れている」という姿勢を見せることが大切です。フリーランス一本で活動していると、「すでに自営業を始めている」と判断され、失業保険の対象外になってしまう可能性があるからです。
また、自己都合退職の場合はすぐに失業保険がもらえるわけではなく、一定の待機期間が発生します。さらに、失業保険を受け取るには離職日からさかのぼって2年間の間に、雇用保険の加入期間が合計12ヶ月以上あることが必要です。
自己都合退職の場合
雇用保険の加入期間が、退職日以前の2年間に12ヶ月以上
失業保険についてできるだけ正確に書いているつもりですが、詳細は必ずハローワークにご確認ください。
青色申告
メリット
最大65万円の特別控除が受けれることです。
他にもありますが一番はこれです!
提出するタイミング
原則として事業を開始した日から2ヶ月以内に提出する日必要があります。
また青色申告をしたい年の3月15日までに、所轄の税務署に所得税の青色申告承認申請書を提出しなければいけません。
- 原則として事業を開始した日から2ヶ月以内
- 1月1日から1月15日の間に開業した場合は、その年の3月15日まで
- すでに開業していて、これまで白色申告をしていたが青色申告に変更したい人は、青色申告をする年の3月15日まで
青色申告と開業届を同時に提出
青色申告と開業届は同時に提出すると手間が減って便利です!
実際の手続きについては、Freeeさんが詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてください!

僕は開業届の提出や確定申告は、すべてFreeeで行いました。
操作性がよく使いやすいのでぜひ試してみてください!
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独立前に読むべきおすすめ書籍
フリーランスになる前に読むべきおすすめ本は以下になります!
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通称「フリーランス税本」
この本を一冊読むだけでもかなり税金について準備出来ると思います。
特に会社員からフリーランスになる時にかかる住民税などについて知れたのが大きかったです!詳しくは本を見てください(笑)
また、法人化すべきタイミングなど、みんなが気になる話題について漫画を用いてわかりやすく解説してくださっている点も魅力の一つです。
まとめ
初めてのWEB制作案件を獲得した後は、開業届と青色申告の手続きが必須です。これらを適切に提出することで、フリーランスとしてのスタートを切り、税制上のメリットを享受できます。
- 開業届は事業開始から1ヶ月以内に提出 → 開業届を提出しないと、後々の税務処理に支障をきたすことがあります。事業開始から1ヶ月以内に提出しましょう。
- 青色申告で最大65万円の控除 → 青色申告を行うことで、所得税の控除を受けることができ、節税にもつながります。申請は事業開始から2ヶ月以内に行いましょう。
これらの手続きは、税務署で行い、郵送やe-Taxでも対応可能です。しっかり準備を整えて、フリーランスとしての基盤を固めましょう。
未経験からフリーランスエンジニアを目指すためのステップを、以下の記事で詳しく解説しています。
